知っておくだけで心が軽くなる災害との向き合い方

この記事では、知っておくだけで心が軽くなる災害との向き合い方ということで、こんな方におすすめです。

例えば

・災害起こったときに、パニックになってどうしたらわからなくなる

・防災グッズは用意するけど、実際経験したことないし、どういう心づもりでいればいいの…

 

2014年8月20日、広島市での土砂災害を経験し、地域のコミュニティFMの運営や災害報道を行なったことのあるおかちんが、心理学も組み合わせながら、メディアカウンセラーの観点でお伝えします。

具体的には

・災害発生してから、初期段階で見られる心の症状

・心の症状ごとの対処法

・家族や知り合いのサポートをするときに役立つ「サイコロジカル・ファーストエイド」

をご紹介していきたいと思います。

僕ももともと専門が心理学とかではなかったため、
なるべく専門用語を使わず、皆さんにわかりやすい言葉でお届けできればと思っていますので、最後まで見ていただければ幸いです!

よろしくね!

メディアカウンセラーおかちんの簡単な自己紹介と8.20の土砂災害経験

改めまして、メディアカウンセラーのおかちんです。

普段はメディアカウンセラーとして、

・ネットやスマホの安全教室(学校など)

・SNSやラジオなどで発信

様々な地域と連携し活動しております。

今までどんなことをやってきたかは、プロフィール記事を見ていただければと思います。

プロフィール記事はこちら!

 

プロフィール記事でも書いてはいるんですが、過去に広島土砂災害の報道経験をもっています。

そこで、ただ情報発信するだけだといけないんだなと感じ、子ども達をサポートできるような人になりたいと思い、大学院では教育心理学を勉強してきました。

将来はオンラインでもオフラインでも繋がれる寺子屋(居場所)作りができたらいいなって思っています。

さて、簡単なプロフィールを知ってもらえたところで、「知っておくだけで心が軽くなる災害との向き合い方」の本題に移りましょう。

不安や悲しみの感情が出ることは正常な反応

災害が発生した時に、不安や悲しいと負の感情が出てくるのは、心を平常に保とうとする正常な反応です。

人間は災害のような大きな衝撃があると、それを跳ね返すために一度落ち込む性質みたいなものを持っています。

例えば災害発生時に、

みんな普通見えて、1人だけ焦っている?

こんなに不安に感じるのは、私だけ?

と思う人もいらっしゃるのでないかと思いますが、

「おかしい?」「変だ!」だと考えないでくださいね。

不安や悲しみが襲ってくるということは、

・「心が元に戻ろうと頑張っているんだな」

・「一旦、落ち着くために落ちるところまで落として回復しようとしている」

と考えてみてください。

止まない雨はないし、心が回復するための準備期間だと思って、正常な反応だなと感じることが重要です。

あれからずいぶん経つけど、しんどさが変わらない時には専門家に相談してみてくださいね。

災害が発生してから、初期段階で見られる心の症状

①これからどうなっちゃうの?→現実不安型

人は予期しないことが起きると、

・どうしたらいいの?

・自分は今どんな状態、どういう状況なの?

とわからないことばかりで、不安に襲われることがあります。

これは災害だけじゃなくても、日常生活でも起こりうる話かなと思います。

 

僕の人生はどうなっていくんだろう…。

②もう何をしていいのかわからない!パニック状態!→取り乱し型

不安や衝撃が強いと、感情の起伏が激しくなったり、話し方や行動にまとまりがなくなってしまいます。

皆さんもどうしていいのか分からなくなることってありませんか?

例えるなら、ジャイアンに嫌な事された後、ドラえもんに相談するときのび太くんでしょうか。

 

「ねー!ドラえもんー!ジャイアンが~」

ドラえもんはわかっているので、対処できますが、いつも助けてくれるドラえもんでさえ、ネズミが出てくると、パニック状態になります。

色んな道具バラまいて、たまに爆弾とかロケットランチャーみたいなとんでもないものを出してきます。

災害の時の感情ってこんな感じで、いつもとは違う態度や行動がでやすくなります。

あれがこれでそれなんじゃー!!!!

③一見落ち着いて見えるが、感情や思考がマヒ状態→茫然自失型

人は予期しなかった恐怖や衝撃があまりにも大きいと、感情や思考が麻痺したような状態になります。

例えるなら、あしたのジョーの有名なシーンみたいな感じです。

「燃え尽きたぜ…真っ白にな…」

言葉が出てこなくなったり、行動もなかなかできない状態になる場合が多いので、

「あれ?いつも元気な○○さん、雰囲気変わったな…」ってときは注意が必要です。

「隣に住んでた○○さん、
○○があったみたいよ…」みたいな話は
よく聞くようにしています。

ということで、災害発生してから、初期段階で出てくる症状を紹介しました。

次は、心の症状ごとの対処法についてお伝えしていきます。

心の症状ごとの対処法

①現実不安型→不安なことを見える形でアウトプットする

現実不安型の人は、不安なことや負の感情を見える化する必要があります。

例えば、

・紙に書き出す

・スマホのメモ機能で記録する

様々な方法で、見える化するといいですよ。

自分が「今、何に不安を感じているのか」を知っておくことが大切です。

②取り乱し型→安静、安眠できる環境を整える事が重要

取り乱し型の人は、とにかく安静にしたり、安眠できたりと環境を整えることが重要になってきます。

災害の時じゃ難しくない?

って思われる方もいるのではないでしょうか?

目まぐるしい大変な状況になっていても例えば、

・深呼吸

・ラジオ体操やストレッチをする

など、大変な状況の中でも、一旦リラックスできるような時間を作りましょう。

1分でもいいですから、肩の力を抜く事も重要です。

どうしても思いを吐き出したいっていうときには、

カウンセラーさんや臨床心理士などの専門家に相談するのもいいですよ。

ぜひ気軽に相談してね。

③茫然自失型→自分では気づきにくいので、もし「あの人、いつも違う?」と思ったら専門家へ!

茫然自失型の人は、自分ではその症状に気づきにくいので、周りのサポートが必要です。

災害や人生において、身近な人との別れというものは誰にでも起こりうるものです。

特に災害は予期せず、いきなり状況の変化があります。

いつも元気で、明るかった性格の人でも、あまりにも大きな衝撃があると、感情や思考が麻痺した状態になります。

いわゆる心がポキッっと折れてしまった状態です。

人の心は通常、「レジリエンス」という心の回復力みたいなものを持っているので、苦難を乗り越えられることが多いのですが…。

心が折れてしまった場合には、周りのサポートが必要です。

出来事を受け入れて、この先も生きていけるように少しずつ心を回復させていかないといけません。

もし、周りでそういう状態の方を見つけたら、何とかしようと思わず、専門家に繋げるなどしてみてください。

また、自分自身でも

・「なんだか何もやる気が起きない…」

・「活動することがなんとなく億劫」

と感じたら、すぐに専門家に相談してみてくださいね。

さて、ここまで色々と紹介してきましたが、

次は家族や知り合いのサポートするときに役に立つ「サイコロジカル・ファーストエイド」の基本的なお話をします。

「私、専門家じゃないんだけど・・・」

という方でも、知っておくことで役立つ情報ばかりですので、ぜひ知ってもらえたらと思います。

家族や知り合いのサポートをするときに役立つ「サイコロジカル・ファーストエイド」

「サイコロジカル・ファーストエイド(PFA)」とは、災害発生後早期(直後~4週間程度)に推奨されている心理的支援を指しています。

心理学的応急処置ともいうよ!

PFAは、被災者にかかわる全てのサポートする人達に必要とされる基本的な態度や支援についてまとめてあります。

今回は、そんなPFAの活動原則と活動内容だけサラッと紹介しておきます。

①活動原則→「見る」「聞く」「つなぐ」

まずは活動原則を紹介していきます。

・見る
・聞く
・つなぐ
それでは、一つずつ丁寧にみていきましょう。

見る

援助活動をする前に周りを見ることが重要になります。

例えば 

・安全や生きていくうえで基本的ニーズがある人の確認

などがあげられます。

支援する前に、全体像を把握することが適切な支援につながってきます。

聞く

相手の話を聞くことで、状況や相手が求めることを理解し、より適切な支援をすることができます。

例えば

・支援が必要だと思われる人に寄り添うこと
・話を聞いてあげること

で相手の気持ちを落ち着かせる手助けになります。

つなぐ

これが一番重要で、被災者を実際に役立つ支援につなぐことが大事になってきます。

なぜなら、精神医学や臨床心理士ではない人が一番に相談に乗る事が多いから!

心理学ではリファーとも呼ぶんですが、いわゆる自分のスキルでどうにもならないときに、他の専門機関へ支援を依頼することです。

例えば

・歯が痛くて虫歯かもしれない

虫歯かもしれないのに、いきなり耳鼻科に行くことはないと思います。

それと一緒で、心の問題には心の治療や専門機関を受診してもらってきちんと診てもらうことが大事です。

僕もそうでしたが、相談に乗ってあげる人って、どうしても全てを解決しようとすることが多い。

 

僕も一時期しんどくなったことがあります。

もちろんいいことではあるのですが、自分ではどうしようもできないときには、周りに助けを求めることも大切なことです。

なので、相談を受ける側もその人がどんなことで困っていて、どんな症状が見られるか観察します。

その上で、他の専門機関に繋げることはとっても重要ですので、よく覚えておいてくださいね!

自分も気をつけよ…。

さて、それでは最後に支援活動をしていくうえで8つの活動原則を紹介していきます!

②活動内容→8つの活動原則

全てを同時に行うわけではなく、被災者の必要性や時間など考慮し、うまく組み合わせながら心がけてみてくださいね。

・被災者に近づき、活動を始める

・安全と安心感

・安定化

・情報を求め、今必要なこと、困っていることを把握する

・現実的な問題の解決を助ける

・周囲の人々とのかかわりを促進する

・対処に役立つ情報

・紹介と引き継ぎ

(出典)「サイコロジカル・ファーストエイド実施の手引き 第2版」(日本語版)

これは人の支援だけではなく、自分自身のケアするときも重要になるので、頭の片隅にでも置いてもらえればと思います。

より専門的に内容を知りたい方は「PFA 心理」とかで調べてみてね!

【ストレス災害時こころ情報支援センター】

https://saigai-kokoro.ncnp.go.jp/index.html

まとめ

★不安になったり、悲しいと思ったりすることは、決して異常ではなく、心が乗り越えようとしている証拠
→身体の柔らかさが怪我しにくくなるのと一緒で、心も柔らかさが必要。
→無理に違うと思わず、今自分は元に戻ろうとするために心が準備しているのだと考えよう!

★心の症状には3つのパターンがある!

・心の症状ごとの対処法

①現実不安型
→不安なことを見える形でアウトプットする

②取り乱し型
→安静、安眠できる環境を整える事が重要

③茫然自失型
→自分では気づきにくいので、もし「あの人、いつも違う?」と思ったら専門家へ!

 

★家族や知り合いをサポートするには、「見る」「聞く」「つなぐ」

身近な存在だからこそ、小さな変化に気付ける。

自分だけで解決しようとせずに、積極的に専門家や周りの人に相談してくださいね。

余裕がある人は「8つの活動原則」も組み合わせながら実践してみよう!

これから梅雨の時期にも入りますし、台風や地震などもいつ皆さんと身近で発生するかわかりません。

大切なのは、
・知っておくこと
・決して無理をしないこと

僕もメディアカウンセラーとして、皆さんの少しでもお役に立てればと思っておりますので、災害や何かしんどいことがあった時には、いつでもご相談くださいね。

 

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