子どもが自ら学ぶようになる声かけの極意とは?

「声かけ1つで、子どもが自ら学ぶようになる」

そうなったら嬉しいけどなかなかね…ってよく言われますし、僕もそう思います。

とはいえ、

・ゲームやスマホをなかなか止めない子どもにどう声かけすればいいの?

・言うといつも反抗されて困っている

という保護者の方のではないでしょうか…?

そこでこの記事はそんな子どもが「なかなか勉強してくれない!」と頭を抱えていらっしゃる保護者の皆様のお悩みを、教育心理学を学んだ者として、解決していければなと。

具体的には

・勉強よりゲームやスマホの方が止められず、いつまでも続いてしまう理由

・子どもに声かけする時のポイント

・よく使う声かけの型

の順番に重要なポイントだけをご紹介していきます。

3分ぐらいで読めますし、この声かけは今日から実践できる内容ばかりですので、まずはご一読を!

1.そもそもなんでゲームやスマホが止められないの?→ゲームやスマホには続けさせる仕組みやヒントが詰まっている!

依存症と呼ばれるほど、ゲームやスマホには人の行動を続けさせる仕組みやヒントが詰まっています!

①なるべく長く利用して欲しいから。
ゴールと熟練度に応じたレベル設定&報酬設定

②手にとってもらいやすいように、心理的負担を減らしている。
スマホゲームとか最初無料多いですよね?
あれは基本だけ作っておいて、あとから付加価値をつけるパターンが多い。

ゲームやスマホには人の行動を続けさせる仕組みやヒントが詰まっています!

この仕組みを利用しない手はないよ!

2.声かけが重要な3つの理由

声かけが重要な3つの理由は以下の通りです。

ポイント①:子どもが「勉強する意味があるか判断する重要なコミュニケーション」だから。

ポイント②:声かけを失敗し続けると勉強時間はどんどん短くなり、まず勉強しようと思うきっかけにもマイナスの影響を与えるから。

ポイント③:分かっているはずなのに、なぜか意識していない人が多いから。

①子どもが「勉強する意味があるか判断する重要なコミュニケーション」だから。

子どもが自分から「勉強しよう!」と思う意欲の源は「人から認められる」ことなんです!

そもそも人の動機づけ(やろうと思うきっかけみたいなもの)は、基本的に「自分の気持ちでやろう!」とする内発的か、物やご褒美などの外発的かに分かれます。

自ら勉強する子どもには、内発的学習意欲の発現のプロセスっていうのがあって、その土台にあるのが

「他者受容感」+「自己決定感」+「有能感」

と言われています。

具体的には

・人からその行動を認めてもらえている→他者受容感

・その行動に対して自分で決めたと感じるか→自己決定感

・自分ってすごい!→有能感

が重要になってきます。

自分ってすごいって思ったり、自分で決めたよ!って思えるようになるには、他者から、つまり保護者の皆さんが認めているかどうかが大事だということです。

②声かけを失敗し続けると勉強時間はどんどん短くなり、まず勉強しようと思うきっかけにもマイナスの影響を与えるから。

「勉強しなさい!」って言い続けてしまうと、その子はどんどん勉強する期待が低くなり、勉強しないばかりか、無意識のうちに行動や学習自体をしなくなってしまいます。

人は何か目標を達成したりとか、やり遂げようとする意欲は「期待×価値」によって決まると言われています。

例えば、子どもがよくこういうことを言いませんか?

・「それやる意味あるん?」

・「なんでやらんといけんのん?」

僕はよく親に言って怒られていました。

でも、皆さんも子どもの時、こういう経験ありませんでしたか?

人はどうしてもその行動するための価値やできるかどうか期待を持つ生き物なんです。

目標を与えられても、例えば「100mを5秒で走れるか」って言われたら無理じゃありませんか?

大人にとってはその行動に意味があったり、それを行うことの価値、できるだろうという期待があるというのが理解できるのですが、子どもはそうはいきません。

きちんと価値や期待を明確にしてあげるフォローが必要になるんです。

フォローしないとどうなるのか。

これは学習性無力感といって、何をするにもやる気が起きず、学習自体が阻害されてしまいます。

そんなんやっても意味がない

私、バカだから

どうせできんし

メディアカウンセラーからこういう子どもを見ると、その子が悪いのではなくて、周りの環境がよくなかったんだなって思います。

なんだかつらいよね・・・

ですので、「勉強しなさい!」と命令口調で声かけするということは、子どもの学習意欲をなくすどころか、学習や行動すること自体を否定的にとらえる教育をしてしまうことになってしまいます。

意外とやってしまうものです。気を付けましょう。

③分かっているはずなのに、なぜか意識していない人が多いから。

こんなに子どもへの声かけは大事なのに、
つい「ちゃんとやらんといけんじゃろ」とか「勉強しなさい!」
って言っている人が多いんです。

子どもは大人の言葉にとっても敏感です。
「勉強したい」と子どもが思うには、土台がしっかりすることが重要。

別にええじゃろって思わずに、
今の声かけ一つで人生が決まるぐらい大事してみてくださいね。ほんとに。

さて、ここまで

★声かけが大事な理由
・勉強しようとする子どもが「勉強する意味があるかどうか判断する重要なコミュニケーションのポイント」だから。

・声かけを失敗し続けると勉強時間はどんどん短くなり、まず勉強しようと思うきっかけにもマイナスの影響を与えるから。

・なぜか意識していない人が多いから。

の順にお伝えしてきました。

そこでここからは

・子どもに声かけする時のポイント

をお伝えします。

3.子どもに声かけする時のポイント

①即時性:すぐ褒める

②多様性:褒め言葉や方法をたくさん用意する

③明示性:やったこと・できたことを見える化する

④関連性:できたこととその理由を結びつける

です。

詳しく説明していきますね。

①即時性:すぐ褒める

まずは子どもに対して、
「あなたのこと見ているよ!」と伝えるためにすぐ褒めます。

「できたー!」「見てみてー。」って言われたら

できれば、5秒以内に反応してあげます。

なぜなら、心理学の理論の一つであるオペラント条件づけ・道具的条件づけにおいて、行動が行われた直後に報酬などの刺激(強化子)を与えることで学習効果が高まるから。

逆に時間が経ってしまうと、せっかく報酬などをもらっても、強化の効果が薄まってしまいます

家のお手伝いなど、何か子どもが良い行動をした後に、すかさず褒めたり、報酬を与えることで、子どもは「この行動は良い行動だ!」と認識し、その行動を学習するのです。

まずは「素敵だね!」、「ありがとう!」から始めてみてはいかがでしょうか?

次のように声かけしたらさらにGood!

「(子どもの名前)が、○○(何か良い行動)をしてくれたらおかげで、お母さん(お父さん)は助かったわ。ありがとう!」

簡単なところから、子どもの行動に反応してみましょう。

5秒以内ですよ!

②多様性:褒め言葉や方法をたくさん用意する

次に、子どもに対して「本当に見ているよ!」と伝えるために褒め言葉やジェスチャーを使います。

そうすることで、子どもに「本当に自分の事を見てくれている」ということが伝わります。

めっちゃすごいじゃん!イエーイ!(ハイタッチ✋)

③明示性:やったこと・できたことを見える化する

3番目に「できたことを見える化する」です。

例えば、

・ゲームやスマホ→できるとプレゼントや報酬がもらえる。

・ラジオ体操→終わるとすぐにスタンプがもらえる。

・勉強→テストの結果や「人が評価する(褒める)

ちなみに勉強の場合、テストだと点数によって変わってきてしまうので、努力の量を評価・見える化が重要なんです。

専門的な話をすると、

例えば「80点以上とったらスマホ買ってあげる」など報酬によって動機づけ(活動するきっかけ)をすることは、外発的動機づけといいます。

いわゆるモノで釣るっていうやつですね。

テストの点数を評価するものも実は、点数という報酬に対してなので、外発的動機づけになる場合があるわけですね。

一方、勉強したこと自体に褒めたりすることは、内発的動機づけにつながります。

テストの点数とかではなくて、努力や頑張ったことに対して評価します。

この内発的動機づけっていうのが重要なんですね。

外発的動機づけがダメなのかと言われると、決してそうではありません。

まずは物事に興味や関心を持ってもらうのが先決です。

例えば全く勉強したがらない子どもに対して、先程の例のようにスマホを報酬として設定するのはありでしょう。

しかし、外発的動機づけは強制に近いので、与えられた目標を達成すると満足し、それ以上の努力をやめてしまうケースが多いと言われています。

最初は勉強して、子ども自体が学ぶ楽しさを知ることが主目的だったのに、いつの間にか報酬をもらうことが主目的となってしまったら、本末転倒です。

外発的動機づけをうまく利用して、その行動が持つ本来の意味や楽しさを伝え、子どもが行動の意味を学んでいくのが重要になるでしょう。

④関連性:できたこととその理由を結びつける

4つ目は「関連性」です。

例えば何かできたとしても、

「運」や「偶然」としてとらえるのか、

「努力」や「やった結果」としてとらえるのか

では、全然次その行動をするかどうかのやる気が変わってきますよね。

・今回頑張ったから出来た!

・だから次はこれを頑張ってみよう

と思うのが自ら行動できる子の特徴なんです。

では、具体的にどんな声かけをすればいいのか紹介します。

4.良い声かけの型

ここまで、子どもに声かけする時の4つのポイントをお伝えしました。

それは

①即時性:すぐ褒める

②多様性:褒め言葉や方法をたくさん用意する

③明示性:やったこと・できたことを見える化する

④関連性:できたこととその理由を結びつける

でしたね。

例えば、晩御飯の料理中に話しかけたとします。

子ども:「ねー、みてみて(絵を見せる)」

あなた「(絵を見て)おっ、すごーい!
○○くん(ちゃん)がやったの?」
(①即時性、④関連性)

「そうだよ!」

「素敵な絵じゃねー。
ご飯食べたら、ゆっくり見せてー」
(②多様性)

「わかった!」

ちなみにご飯食べた後に、絵のことを話すなら

・どうやって塗ったの?

・いつやったの?

など、絵を描いたことについて一緒に共有する感じで声かけするといいですよ!

ここでついつい「今忙しいから、あとでね。」とか
よく中学生以上でテストの話すると、
「えーっ、○○点…」って言っちゃうことありませんか?

子どもにとって、話しかけるということは今話したいわけだし、

中学生ぐらいの子がテストを見せてくるっていうのは思ったよりも勇気がいるんですよね…。

テストの点数が自分が思ったよりも悪かったら、子どもは親に怒られたり、何か言われるんじゃないかって思っていますから。

まずはテストの結果を見せくれたことに評価してあげて、褒めてあげてください。

あとは

・解答欄を全て埋めている

・提出物をきちんと全部やっていた

・毎日2時間勉強していた

などなど、「あなたは今回のテストに対して、色々努力してきたやん」

っていうことを当たり前だと思わずに声かけしてあげてください。

僕もよくやっていました!

5.まとめ

さて、長くなったのでまとめます。

声かけが大事な3つの理由は、

①子どもが「勉強する意味があるか判断する重要なコミュニケーションのポイント」だから。

②声かけを失敗し続けると勉強時間は短くなり、勉強しようと思うきっかけにもマイナスの影響を与える。

③なぜか意識していない人が多いから。

でしたね。

そして子どもに声かけする時の4つのポイントをお伝えしました。

①即時性:すぐ褒める

②多様性:褒め言葉や方法をたくさん用意する

③明示性:やったこと・できたことを見える化する

④関連性:できたこととその理由を結びつける

でした。

ぜひ今日からでもやってみてくださいね。

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